注文住宅を購入する際の流れとは？完成までの期間の目安も知ろう！

注文住宅は理想の家を建てることができ、最近では多くの工務店やハウスメーカーが積極的に売り出しています。しかし、実際に注文住宅を購入する流れを知らない方も多いのが現実です。そこで、この記事では注文住宅を購入する際の流れと完済までの期間の目安について紹介していきます。しっかりとチェックして、理想の注文住宅を建てましょう。

注文住宅を購入する際の大まかな流れ

注文住宅を購入する際の大まかな流れについて紹介していきます。

住宅の情報収集とモデルルームの見学

注文住宅を購入するには、はじめに住宅の情報収集を行います。たとえば、各ハウスメーカーからカタログを取り寄せたり、実際にモデルルームに見学に行ったりします。カタログを見たり、モデルルーム見学したりして、どのような家にしたいかをある程度イメージしておくことがポイントです。

資金計画と土地、ハウスメーカー探し

そして、次に資金計画を立てて、土地とハウスメーカーを探していきます。資金計画では住宅ローンの返済計画などを中心に、プロのファイナンシャルプランナーに相談できます。そして、毎月どれくらいの返済額が妥当かを計算して、住宅ローンの借入金額を算出していきます。住宅ローンの借入金額を算出することで、だいたいの予算が決まってくるため、ある程度土地やハウスメーカーが絞られてきます。

また、土地については通勤や子どもの通学、買い物の利便性などさまざまな面から検討していくことが大切です。もちろん、利便性がよいエリアは土地代金も高くなってしまうため、優先順位を決めて土地を探していくことがポイントです。

また、ハウスメーカーを選ぶ際は理想の家が建てられるかどうかはもちろん、保証制度や家の性能などもあわせて検討することが大切です。さらに、ハウスメーカーによって金額が大きく異なるため、予算に合わせてハウスメーカーを選ぶことも重要です。

相見積もり、設計プランの決定

ハウスメーカーを決めていく流れの中で、相見積もりを行うことが大切です。他のハウスメーカーの見積もりを見ることで、金額相場の目安がわかるだけでなく、値引き交渉に応じてくれる可能性もあります。とくに競合会社の場合は値引き額が大きくなることもあるため、複数のハウスメーカーから見積もりを取ることがポイントです。

そして、設計プランの決定を行っていく必要があります。ハウスメーカーからさまざまな設計プランを提案されることがありますが、自分の希望通りの間取りになっているかどうか、希望の設備を入れられるかどうかを確認しておく必要があります。

不動産会社、ハウスメーカーと契約締結

ハウスメーカーが決まったら、契約を締結します。そして、土地についても契約を行い、地盤調査を行う必要があります。地盤調査の結果、地盤改良が必要であればあらかじめ行っておくことがポイントです。

住宅ローンの申し込み

ハウスメーカーと契約が完了したら、住宅ローンの申し込みになります。住宅ローンには事前審査と本審査があり、まずは事前審査に通らなければなりません。審査書類や申込書類については、ハウスメーカーが用意してくれるため心配はいりませんが、ローン代行手数料が取られてしまうことがあります。もちろん、自分でネット銀行などを通してローン審査を行うことも可能です。ただし、必要書類が多く複雑になりがちなので、ハウスメーカーに任せたほうが無難です。そして、事前審査が無事通ったら本審査の申し込みを行います。

着工

住宅ローンの本審査に通ったら、いよいよ着工へと進みます。ハウスメーカーと細部まで打ち合わせを行い、しっかりと仕様を決めることが大切です。着工後は仕様の変更ができないことも多いため、着工前に必ず仕様確認を行いましょう。

完成

工事が完了し、最終チェックが終わると引き渡しになります。引き渡し時には立ち合い検査を行って、傷や不備がないかをチェックします。この段階で傷などがある場合はハウスメーカーに伝えて、修繕してもらうようにしましょう。

土地購入から注文住宅が完成するまでのおおよその期間

土地購入から注文住宅が完成するまでのおおよその期間は1年半ほどといわれています。注文住宅の場合、土地探しから始めることが多く、土地探しは時間がかかってしまいます。そのため、早くても1年半、遅くとも10ヶ月前には注文住宅の計画を練っておく必要があります。また、急いで決めると後悔してしまうこともあるため、時間に余裕をもってしっかりと検討した上で決めることがポイントです。

建築費用の支払いスケジュールの目安は？

建築費用の支払いについてはハウスメーカーによって異なります。たとえば、申込金として5万円程度必要な場合もあれば契約金として50万円や100万円など高額の費用が必要となる場合もあります。そして、着工時に総額の20%、引き渡しに残りの代金を全額支払うというケースもあります。各ハウスメーカーによって支払う時期や金額が異なるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。また、住宅ローンを利用して購入する際は契約時、着工時、引き渡し時など分割して決済ができるかどうかについても確認しておくことが大切です。

まとめ

注文住宅を検討していく中で、まず情報収集を行うことが大切です。どのような家を建てたいのか、どのようなハウスメーカーがあるのかを事前に情報収集することがポイントです。そして、実際に見学したり、プランを提案してもらったりして、ハウスメーカーを決定していきます。また、土地から探す場合は遅くとも10ヶ月前までに計画を練っておく必要があるため、余裕を持って注文住宅計画を進めていきましょう。