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悩んでいる人必見!注文住宅の床材はどうやって決める?

公開日:2022/04/15   最終更新日:2022/04/18


注文住宅を建設する際、悩んでしまうポイントのひとつに床材が挙げられるでしょう。床材は部屋の雰囲気を左右する重要な要素であり、それぞれに異なったメリット・デメリットがあります。この記事では、床材の種類を解説。部屋ごとに適した床材も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

床材によって機能と印象が大きく変わる

床材は住宅の中でも多くの面積を占める重要な素材です。占める面積が大きいからこそ、床材には室内の印象を大きく変える効果があります。同時に、機能性や快適性も床材ごとに特徴が異なり、居心地のよささえも左右するといえるでしょう。そのため、床材は部屋の好みやライフスタイルを意識しながら決めることがおすすめ。予算を踏まえたうえで、家族が快適に生活できる床材を選びましょう。

床材の種類

ここからは、床材の種類を紹介します。それぞれの特徴を確認し、ご自身に合った床材を把握しましょう。

■無垢フローリング

無垢フローリングは、一本の自然の木から板を切り出し加工した床材を指します。木の継ぎ足し加工を施していないため、木材本来の肌目や温もりが感じられるでしょう。また、木材特有の経年変化を楽しめる点もポイントです。ただし、メンテナンスを怠ると変形や汚れの付着が発生しやすくなる特性に注意しましょう。

■複合フローリング

複合フローリングは、集成材や合板の上に化粧シートや薄い木板を貼りつけたものです。フローリングの中ではもっとも主流といえるでしょう。丈夫で掃除やメンテナンスが容易な点がメリットです。

複合フローリングは「シートフローリング」「突き板フローリング」「挽き板フローリング」の3種類に分けられます。

シートフローリングは、表面に木目調のシートを貼りつけたものです。シートを貼っているため、木材が織りなす経年変化が楽しめない点がデメリットでしょう。

突き板フローリングは、表面に0.20.6mm程度の木板を貼りつけます。本物の木板を使用しており、木材特有の雰囲気が楽しめるでしょう。機能性とコストとのバランスが良好な点がメリットです。

挽き板フローリングは、表面に2mm程度の木板を貼りつけます。無垢フローリングに近い木材の質感を演出できますが、コストが高くなる点がデメリットです。

■畳

畳は日本人にとって馴染みのある床材です。弾力性と調湿性が高いため、座ったり横になったりした際に身体が痛くなりにくい点が特徴。ただし、カビやダニが発生しやすいデメリットには注意しましょう。

■カーペット

カーペットは、ふわりとした触り心地が特徴のソフトな床材です。クッション性や遮音性が高く、小さなお子さんや高齢者がいる住宅に向いています。メリットは、保温性に優れており寒い時期でも足元が冷えない点。デメリットには、食事をこぼした際の掃除に手間がかかったり、経年劣化を起こしやすかったりするといった面が挙げられます。

■クッションフロア

ビニール素材で作られた床材を、クッションフロアといいます。防水性が高く水分を容易に拭き取れる点が特徴です。クッション性も良好であることから、怪我をしにくいメリットもあります。

■タイル

タイルは陶器で作られた床材です。特徴は、硬く水に強い点。玄関や土間に適した床材でしょう。また、デザイン性の高さを活かし、キッチンの床やトイレ、洗面所といった水回りに使用されるケースも増えています。デメリットは、足にかかる負担が大きい・素足では冷たいなどです。

部屋ごとに最適な床材は異なる

床材はそれぞれに特徴があり、部屋ごとに最適な床材は異なります。こちらで、それぞれの部屋に適した床材を見ていきましょう。

■リビング

リビングにおすすめなのはフローリングです。リビングには大型で重い家具を設置する頻度が高いため、凹みに強いフローリングが最適でしょう。無垢フローリングは自然の雰囲気を楽しみたい場合、複合フローリングは機能性や耐久性を重視する場合に使用するとよいです。また、床暖房を導入したい住宅も複合フローリングが適しています。

■キッチン

水や油が飛び散るキッチンでは、汚れを拭き取りやすい複合フローリングやクッションフロアが最適です。また、デザインを重視する人にはタイルもおすすめ。防水性や耐久性が高い塩ビ製のフロアタイルは、豊富なデザインから選択可能です。

■寝室

寝室にベッドを置く場合、凹みにくいフローリングがおすすめです。また、暖かさを求める人はカーペットも適しているでしょう。足音が響きにくいカーペットは、睡眠を妨げない心地よい環境づくりにうってつけです。

■子ども部屋

子どもは床材に傷や汚れをつける頻度が高いです。そのため、耐久性の高い複合フローリングや、掃除のしやすいクッションフロアが適しているでしょう。子どもの年齢や将来性なども考慮しながら検討することがおすすめです。

 

この記事では、注文住宅の床材を選ぶポイントを解説しました。床材にはさまざまな種類があり、耐久性・掃除のしやすさ・熱の伝わりにくさなど特徴が異なります。そのため、部屋ごとに適した床材を選択することが重要です。部屋の雰囲気も左右する床材は、好みや予算も踏まえたうえで慎重に選びましょう。

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