アクセント壁でセンスのいいお部屋をつくろう！

注文住宅を建てる際は、お部屋の内装もおしゃれにしたいと思いますね。内装で注目されているのが、アクセント壁です。アクセント壁とは、お部屋の壁の色や柄を工夫することで、空間を広々と見せ、高級感や賑やかさなどを演出できる方法です。取り入れることで、センスのよい住まいになりますよ。アクセント壁の魅力をお伝えします。

アクセント壁とは

アクセント壁は、部屋のアクセントになる役割があります。通常の壁は1色でまとめることが多いですが、どうしても無機質なイメージになりがちです。家具や小物、インテリアでお部屋に明るさを出すこともできますが、モノが少ない生活を好まれる人もいるでしょう。そのような場合、アクセント壁を取り入れることで部屋全体が引き締まります。

さらに、インテリアを引き立たせてくれる効果も期待できるのです。アクセント壁は、取り入れる色や素材で雰囲気が変わります。とくに色は心理面に与える影響もあるので、心理面に与える色の効果も知ったうえで取り入れるのがよいでしょう。

素材はクロスを使うことが多いですが、タイルやウッドパネルを取り入れて雰囲気を変えることもあります。また、アクセント壁は素材を使わずに壁紙を変えてアクセントクロスで行われる場合もあります。アクセントクロスを利用する場合は、手軽に模様替えできるので、注文住宅が完成した後でも取り入れることが可能です。

アクセント壁で空間にメリハリをつけよう

アクセント壁は、空間にメリハリを出すことができます。アクセント壁の導入事例もご紹介します。

■子ども部屋のアクセント壁

子ども部屋に柔らかなパステルブルーの壁を1枚取り入れると、ブルーで集中力を高めることができます。パステル調の明るいブルーなので、涼しげな印象と柔らかさも与えてくれるでしょう。ブルーは気持ちを落ち着かせてくれる効果も期待できます。少しくすみ系の色にすることで、子どもが成長しても違和感なく使える部屋になります。

■リビングにはグリーンのアクセント壁

リビングにグリーンのアクセント壁を取り入れると、ウッド系の家具とよく合います。自然の心地よさを感じられる空間が作れます。また、緑は気持ちを落ち着かせてくれる色、リラックス効果がある色なので、家族全員が集まるリビングにぴったりでしょう。

■高級感を出せるアクセント壁

素材を変えることで、部屋に高級感を出すこともできます。壁の色を変えることに抵抗がある人にもおすすめです。凸凹がある天然石や、エコカラットを壁に取り入れると高級感が出せます。色はホワイトやベージュなどがあり、自然になじみます。エコカラットは、調湿作用もあるため、お部屋の湿度調整にも役立ってくれるでしょう。

■テレビを置く場所にアクセント壁を

小さい面積でおしゃれに見せることができるアクセント壁として、テレビを置く場所の後ろがあります。テレビを置く場所が決まっていて、動かす予定がないという場合は、テレビの後ろにアクセント壁を作ってみましょう。レンガ素材やコンクリート素材などでアクセントをつけると、テレビを置く空間がさらにおしゃれになります。目が行く場所なので、小さな面積のアクセント壁でも存在感が出て素敵です。

■寝室にはグレーのアクセント壁を

眠る部屋には、派手なアクセント壁はおすすめできません。落ち着いた色やリラックスできる色を取り入れましょう。グレーは沈静と柔らかさを出してくれる色です。気持ちを落ち着かせて眠ることができます。

アクセント壁はダサい？失敗しないためには

アクセント壁で失敗しないためにも、床や天井とのバランス、照明を工夫してみてください。

■照明で存在感が出せる

アクセント壁に照明を当てると、光と影によって立体感を出すことができます。間接照明も活用することで、昼と夜とで違った雰囲気を演出できますよ。

■天井と床のバランスも大事

アクセント壁を取り入れる際は、壁だけでなく天井と床とのバランスも大事です。天井と床の色、素材とバランスが取れるようにデザインしてもらいましょう。

アクセント壁は、注文住宅の会社で相談すれば、デザイン案を色々提案してもらうことができます。室内と室外の素材を合わせると統一感が出せるので、テラスとリビングは同じ素材を取り入れるのがおすすめです。

■派手なアクセント壁は、カーテンをシンプルに

派手目のアクセント壁を取り入れたい場合は、カーテンをシンプルにすることで、壁の存在感をPRできますし、部屋がごちゃごちゃした感じにならずに済みます。部屋の一部にパターン柄のアクセント壁を取り入れると、高級感も出すことができますよ。外国のお部屋のようなイメージを好まれる方におすすめです。

空間の中で大きな割合を占める壁は、アクセント壁にすることで存在感を出すことができるだけでなく、家具を目立たせてくれる役割も果たします。アクセント壁を取り入れることで、よりセンスのよい住まいになるので、ぜひ検討してみてください。