内装や外壁選びで迷う!注文住宅の建材選びのポイントとは
理想の家を手に入れたい!そのような想いから選んだ注文住宅。しかしいざとなると、どのような設備・素材を選んだらいいのか迷ってしまいます。本記事では、外壁と内装の素材選びのコツについてご紹介。素材はもちろん、デザイン性の高さも考慮しながら、お気に入りを見つけたい方はぜひ参考にしてみてください。
断熱材を選ぶ際のポイント
断熱材は家で快適に過ごすために欠かせない素材のひとつで、その名のとおり熱の伝わりを絶つ素材です。そのため、外からの暑さ・寒さを防ぎ、室内温度をコントロールしてくれます。断熱材がついている家では、エアコンの使用頻度が下がるので電気代の節約も可能です。
現在は数多くの断熱材が取り扱われており、その効果も異なります。耐熱性や耐久性はもちろん、防火・耐熱性、撥水性、防音・吸音性など、素材によって違いがあるのです。金額も重要ですが、素材ごとの効果にも注目するとよいでしょう。
断熱材の設置箇所
断熱材は、壁・床・天井を囲むことで高い効果を発揮します。外気のあたる箇所を囲うことと、上にあがる暖かな空気を閉じ込めることが重要です。冷たい外気から家を守り、暖かな空気を家に閉じ込めます。
断熱材の施工方法
断熱材の効果は施工方法によっても異なります。木造住宅における施工は3種類。
効果は付加断熱>外張り断熱>充填断熱の順とされています。施工範囲やコストが異なるので、予算を確認しながら選びましょう。
ポイント
熱伝導率・対湿性・不燃性はとくに重要視するとよいでしょう。水と火に強ければ、万が一のトラブルを避けられます。被害を最小に抑えることを考えるのであれば、この3つを意識することがポイントです。
外壁・屋根の建材を選ぶ際のポイント
建物の印象は、外壁や屋根に大きく左右されています。色合いや見栄えも重要ですが、雨風に耐えうる素材選びも忘れてはいけません。経年劣化を受けやすい箇所なので、メンテナンスを意識して建材を選びましょう。
外壁の主な素材
日本で流通している主な素材は4種類に分けられます。サイディング(窯業系・金属系)はバリエーションが多く、コストパフォーマンスがよい素材です。モルタル・塗り壁は耐久性が高く、タイル建材・ALC建材は基本性能が高いのが特徴です。素材ごとに特徴が異なるため、費用やメンテナンス頻度を考慮しながら検討しましょう。
色が与える印象
色が与える印象については、色が与える心理効果が参考になります。色にはイメージや雰囲気、感情などを左右する効果があるので、気になる場合には確認してみましょう。とはいえ、その日の天気や劣化によっても見え方は変わってきます。全体的なバランスを考慮しながら、お気に入りのカラーを選べば後悔することはないでしょう。
それでも悩む場合は、外壁や屋根との統一感を出したり、周辺に馴染む色合いを選んだりすれば問題ありません。一般的に人気な色は、ブラック・グレー・ブラウン・グリーンなどです。主張が少なく落ち着いた色、または周辺に馴染みやすい色が支持されています。
屋根の主な素材
屋根も同じく、素材・色・形などで印象が決まります。家の一番高いところを飾るので、重さや耐久性が重要です。内装以上に素材へのこだわりが求められるパーツでしょう。屋根の素材は4種類に分けることができます。粘土瓦(釉薬、無釉)は粘土を使った焼き物で、塗り替えの必要はありません。
セメント瓦(プレスセメント瓦、コンクリート瓦)は、セメントと砂が原料で広く用いられており、スレート瓦(化粧スレート、天然スレート)はセメント成分に繊維質の材料が混ざっておりバリエーションが豊富です。金属系は種類が豊富で要望に応えやすいという特徴があります。メリット・デメリットを比較しながら納得できる素材を見つけましょう。
内装の建材を選ぶ際のポイント
床材も多くの種類があり、外装以上のデザイン数があります。素材の主たるものは、コルク、タイル、クッションフロア、フローリング、畳などです。DIYの普及も後押しとなり、見た目を重視する声が上がりやすい昨今ですが、素材ごとの特徴も重要でしょう。
床材の主な素材
コルク、タイル、クッションフロア、フローリング、畳、多くの素材が名前から連想できるでしょう。クッションフロアは、塩化ビニールでできたシート上の床材です。素人でも手軽に試せる使い勝手のよさはもちろん、耐水性に優れているのもポイントです。
脱衣所・キッチン・トイレのような水回りであれば、耐水性に優れた素材を使用することをおすすめします。クッションフロアは柔らかな素材なので、赤ちゃんやペットにも安心です。このように部屋の特性や家族構成によって、使用する素材を選んでみてください。
まとめ
今回は内装・外装の選び方について細かく説明しました。専門用語ばかりでイメージがつきにくいかもしれませんが、いろいろと比較してお気に入りを見つけてみてください。とくに内装は取り外し壁紙やマットの販売も普及し、DIYの進化もとどまることを知りません。色・素材・デザインなど、こだわりポイントを絞りながら納得できるものを見つけましょう。