意外と迷ってしまいがちな項目!注文住宅の内装選びのポイントとは?
注文住宅の内装選びは、意外と迷って時間をかけてしまう段階です。デザインの多さや、意見のすれ違いなどで難航しやすいので、ポイントを押さえておきましょう。注文住宅は家族の夢やこだわりが詰まった空間です。内装をどのように決めているのか、施工までの流れもあわせて説明します。
注文住宅の内装コーディネートが難航しがちな理由
注文住宅の内装コーディネートが難航しがちなのは、3点の理由があります。デザインが多いこと、家族内で意見がまとまらないこと、住宅との相性がわからないことです。せっかくのマイホームでは、譲れないこだわりが多く、内装を決めるのに時間がかかります。詳しく解説します。
デザインが多い
デザインが多いことは、内装コーディネートが決まりにくい最大の理由です。住宅は、住宅の数だけ内装があります。似たような作りの住宅でも、暮らす人や人数によって仕様はさまざま。それぞれのアイデアからよいところを抜粋しようとすると、さらに欲が出てきてしまうこともあります。デザインが多いことで、迷いや欲が出てきてしまうので、難航しがちです。
家族で意見がまとまらない
家族で意見がまとまらないことも理由のひとつです。注文住宅は、自分たちが暮らしやすいように間取りも部屋の広さもカスタマイズできるのが特徴。それが故に、家族ひとりひとりのこだわりが強く、内装がまとまりにくいのです。家族で意見がまとまらなければ、施工会社への注文ができません。家が出来上がる期間が長引いてしまうだけなので、避けたいところです。さらに、ローンの支払いが始まるため、お金に関してもナーバスになりやすいので、こちらもまとまりにくい原因かもしれません。
住宅との相性
住宅の相性がわからず、決めかねるというケースもあります。注文住宅は出来上がってから内覧があります。途中で工事の進捗を見に行きますが、完全に設備を設置し、色まで塗り上がっているのは完成までわかりません。施工後、思っていた出来上がりと違うことにならないように慎重に決めるため、迷いが生じてしまいます。住宅との相性は、最後までわからないため、内装コーディネート選びが難航しやすくなります。
注文住宅の内装を決めるまでの基本的な流れ
注文住宅の内装を決めるまでの基本的な流れは、見学、意見を固める、内装や家具を決めるという流れです。多くのデザインを見ると迷いやすいですが、全く選択肢がない状態では何も決められません。少しは見ておくことが大切です。
多くのデザインを見て学ぶ
多くのデザインを見て学ぶことが大切です。住宅のデザインは、探せば多数見つかります。何例も実績があるため、欲しいポイントや真似したいデザインを見つけるためにも必要です。引き出しが少なくて、施工後にアイデアが思いついたとしても巻き戻せません。デザインを提案するまでに、満足いく内装にするためにも必要な工程です。家族で見学に行くと情報を共有しやすいでしょう。
家族でひとつの意見を出す
多くのデザインを見た後は、家族でどのようなデザインにするかを決めます。家族で好みが分かれるので、早くから話し合いの機会を設けておくことが大切です。一日の中でわずかしか時間を作れないほど仕事と両立するのは難しいかもしれませんが、15分でも時間を作って話しておくことでまとまりやすくなります。こうして家族の意見としてまとまったアイデアを提出します。
内装・家具を決める
内装・家具を決める工程です。実際に家具となるインテリアや、壁・床、カーテンの色などを決めます。家全体のイメージを決める工程なので、こちらもかなり迷います。家族で家のテーマも決めておくとよいでしょう。SNSの投稿などで入れたい家具をリストアップしておくのもよいでしょう。家の全体を決める内装・家具決めは、家族で意見がまとまってから行うのが賢明です。
注文住宅の内装選びのポイント
注文住宅の内装選びでのポイントは、引き算を取り入れること、決定権を誰にするか決めること、サンプルには必ず触れて確認をするという3点です。どんなに期日が迫っていても妥協せず決めることがポイントです。詳しく解説します。
引き算も取り入れるアイデア
引き算もとりいれて内装を決めることが大切です。難航する原因は、あれこれ詰め込みすぎることでもあります。デザインを多く見るのはよいですが、欲張りにはならないように気をつけましょう。多すぎて迷うのであれば、引き算をします。シンプルで広々と感じられる空間が作れます。
よく使う人のこだわりがおすすめ
内装や家具は、その部屋を誰がいちばん使っているのかを基準に、決定権を任せてしまうというのも方法です。キッチンならば主婦に、子ども部屋は子どもに任せるということ。いちばん使いやすい人が使い勝手がよいと感じられると、生活していて満足度が高くなります。
サンプルは必ず確認
期日が迫っていても、サンプルは必ず確認しましょう。色や手触りはサンプルでしかわかりません。カタログも印刷されているものなので、色のわずかなニュアンスに違いはわかりません。サンプルが、自分が思っていた感覚と合っているかも確認できるチャンスです。必ず確認しましょう。
まとめ
注文住宅の内装コーディネートは難航しやすいです。デザインの多さや家族での意見の違い、住宅との相性がわからないことが原因。流れとしては、施工までに家族の意見がまとまってから、壁や床、カーテンの材質や色を選びます。あれもこれもとデザインやスペックを付け足したくなりますが、引き算をすることも取り入れて決めましょう。部屋や空間をよく使う人に最終決定権を委ねると、迷うことが少なくなります。また、サンプルは必ず確認してから注文をしましょう。