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家の購入にかかる費用はいくら?貯金はいくら残すべき?

公開日:2024/09/15  

家の購入にかかる費用

住宅の購入においては大きなお金の動きが発生するため、費用がどのくらいかかるかを大まかに把握しておくことが大切です。また、家を建てるためにいくら貯金が必要なのか、気になる人もいるでしょう。この記事では、住宅の購入時にかかる費用や必要な貯金額を深掘りして解説するので、参考にしてみてください。

住宅の購入にかかる3つの費用

家の購入には、大きく分けて3つの費用がかかります。それぞれに特徴があるので、順番にその内容を見ていきましょう。

諸費用

まず、住宅購入時の諸費用があります。これは土地や建物の購入費用とは別に発生するもので、一戸建て住宅では購入価格の6~9%前後に相当します。

たとえば、3000万円の一戸建てを購入する場合、諸費用は180万円~270万円程度となります。具体的な諸費用には、印紙税や不動産取得税、登録免許税、司法書士への報酬などが含まれるのです。

住宅購入費

次に、住宅購入費が挙げられます。住宅購入費の頭金の割合は、購入する住宅の種類によって異なりますが、平均的には1~2割程度です。

資金に余裕がある場合は、頭金の額を増やすと後でかかる負担を軽減できます。

維持費

最後に、住宅購入後の維持費があります。一戸建てではマンションと異なり積立金は必要ありませんが、自己負担でのリフォームやメンテナンス費用が必要です。

マイホームを手に入れることばかりに夢中になってしまうと維持費の検討を忘れてしまいがちなので、きちんと頭に入れておきましょう。

家の購入に必要な貯金の額

家を購入する際に必要な貯金額は、購入価格や諸経費、頭金の額によって異なります。一般的には、諸経費と頭金を考慮しておくことが重要です。

たとえば、3000万円の一戸建てを購入する場合、諸経費は180万円~270万円程度、頭金は300万円~600万円程度となります。すべてを合わせると、480万円~870万円程度の貯金が必要です。

ただし、余裕がある場合は頭金を増やすことを検討しましょう。頭金を増やすと借入額が減り、返済額も減少するため、返済計画に余裕が生まれます。頭金の額を検討する際には、返済計画や将来の生活負担を考慮して適切な額を決定することが重要です。

一方、頭金を用意できない場合は、頭金なしのフルローンを組むことも可能です。しかし、フルローンの場合はいくつかのリスクがあります。

まず、審査が通りにくくなる可能性があります。頭金がない場合、審査を通過するのが難しくなるため、住宅ローンの取得が難しくなる場合があります。また、借入額が大きくなるため、総返済額も増えてしまいます。これにより、返済の負担が大きくなる可能性があります。

最近では、諸費用まで貸してくれる金融機関も増えており、オーバーローンを利用することも可能です。オーバーローンを利用すると、頭金を用意する必要がなくなりますが、返済額が増加する可能性があるため、慎重に検討しましょう。

総じていえるのは、家を建てる際にあると望ましい貯金額は約800万円ということです。

家の購入後に残しておくべき貯金額の目安

家を購入する際、頭金や諸経費の確保に集中しすぎると、購入後に必要な貯金を忘れがちです。しかし、家を購入した後も、生活費や将来の不測の事態に備えた貯金は不可欠といえます。

まず、生活費の確保が重要です。家の購入にともない、住宅ローンや光熱費、税金といった支出が増える可能性があります。したがって、最低でも購入前の生活費の6か月分程度は確保しておくことが望ましいでしょう。先に備えておくと、突然の収入減や支出増にも柔軟に対応できます。

また、将来の不測の事態に備えて貯金を残しておくことも重要です。家の維持費や修理費用、家族の健康上の問題、突発的な出費など、想定外の費用が発生する可能性があります。さまざまなリスクに備えて、充分な貯金を残しておくと、安心して生活を送れるのです。

さらに、子どもの教育費や将来のキャリアプランについても考えておきましょう。子どもの教育費は家計に大きな負担をかける可能性がありますので、早めの準備が必要です。

また、将来的なキャリアアップや転職の可能性に備えて、キャリアアップやスキルアップのための費用も考慮しておくのが重要でしょう。

住宅の購入はゴールではなく、新しい生活のスタートラインです。その後の人生プランや不測の事態への対応策を準備すると、安心かつ健やかな生活を保てるでしょう。

まとめ

住宅購入は慎重な計画と賢明な貯金が必要です。諸費用、頭金、維持費など、さまざまな費用がかかります。

住宅購入時にためておくべき理想の貯金額は、800万円前後が目安です。頭金を設定せずフルローンを組むと購入時の必要資金を少額にするのも可能ですが、審査が厳しくなる点や利息が多くかかる点がネックです。

また、住宅の購入後の生活を快適に過ごすためには、適切な貯金計画が不可欠です。生活費や将来の不測の事態に備えた貯金、子どもの教育費やキャリアプランに対する準備も重要でしょう。

住宅購入は単なるゴールではなく、新たな生活のスタートを意味します。賢い計画と貯金によって、安心で健やかな生活を築きましょう。

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