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外観をおしゃれにするには?注文住宅の外壁について徹底解説

公開日:2024/05/15   最終更新日:2024/06/05

外観

せっかく注文住宅を建てるのであれば、外観もおしゃれにしたいものです。注文住宅の外観を決定づける大きな要素の一つに、外壁があります。機能的かつおしゃれな外壁にするには、壁材の役割や種類を理解することが大切です。本記事では、外壁について徹底的に解説します。注文住宅のデザインを考えている人の参考になればありがたいです。

注文住宅における壁材の役割とは

注文住宅の外壁には、住宅の外観を美しく保つデザイン性と、住まいを外的要因から守る耐久性という二つの重要な役割があります。これらの役割を理解することで、理想的な外壁材を選ぶ手助けとなり、結果として満足度の高い住宅が実現できます。

デザイン性

まず、外壁のデザイン性について考えてみます。外壁は建物の外観の大部分を占めるため、外観のイメージを大きく左右します。注文住宅の外観デザインは住まいの第一印象を決定づけるため、理想のデザインに合った外壁を選ぶことが非常に重要です。

例えば、同じ色でも、外壁の素材や表面の凹凸によって雰囲気は大きく変わります。滑らかな仕上げの外壁はモダンでシンプルな印象を与える一方、テクスチャが豊かな外壁は温かみや重厚感をもたらします。

耐久性

次に、外壁の耐久性について考慮する必要があります。外壁は、住まいの柱や土台などの構造部分を雨風や紫外線から保護する重要な役割を担っています。耐久性の高い外壁材を選ぶことで、住宅を雨漏りや劣化から守り、長持ちさせることができます。

また、外壁材の寿命も素材によって異なり、将来のメンテナンスコストにも影響を与えます。建てた直後の外観だけでなく、数十年後のメンテナンス費用も考慮して外壁材を選ぶことが重要です。さらに、外壁材の選択には気候や地域の特性も考慮する必要があるでしょう。

壁材の種類を紹介

注文住宅に使用される外壁の種類は多岐にわたります。各種外壁材には、それぞれ異なる特徴とメリット、デメリットがあります。以下に、一般的に使用される外壁の種類とその特性について詳しく解説します。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメントと繊維質を混合して板状に加工した外壁材で、多くの注文住宅に採用されています。価格が比較的安く、デザインバリエーションが豊富であることが特徴です。例えば、レンガや木材などの柄をプリントした製品もあり、幅広いデザインに対応できます。

ただし、窯業系サイディングは10年前後で塗装やコーキングの打ち直しが必要となるため、メンテナンス費用がやや高めです。

金属サイディング

金属サイディングは、金属素材を板状に加工した外壁材で、シャープな印象を与えることができます。特に、ガルバリウム鋼板のサイディングは、従来の金属素材よりもさびにくく、耐久性も高いです。しかし、10~15年に一度は塗装が必要であり、定期的なメンテナンス費用が発生します。

木質サイディング

木質サイディングは、天然木を加工した外壁材で、他の外壁材にはない温かみや質感を提供します。木の種類やカラーによって、和風からモダンまで幅広いデザインに対応でき、高級感のある外観を作りやすいです。しかし、木質サイディングは価格が高めで、施工費も高くなります。

ALCパネル

ALCパネル(軽量気泡コンクリート)は、厚みがあり断熱性や耐火性に優れた外壁材です。軽量で耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば長く使用することができます。ただし、ALCパネル自体は防水性が低いため、塗装やシーリング材の打ち直しが必要です。

モルタル壁

モルタル壁は、セメントに砂を混ぜて手作業で塗り付ける外壁仕上げです。つなぎ目がなくスッキリとした見た目で、手作業による独特の外観を作り出せます。しかし、モルタル壁は伸縮性がないため、経年劣化や地震の揺れでひび割れが発生しやすいのがデメリットです。

しっくい壁

しっくい壁は、水酸化カルシウムを主成分とする外壁材で、和風から洋風まで幅広いデザインに対応できます。職人の手作業で塗り付けるため、表面の柄やデザインのバリエーションが豊富です。しかし、しっくいを扱える職人が減少しており、工期と費用の負担が大きくなっています。

タイル

タイルは、土や粘土を高温で焼き固めた外壁材で、耐久性や質感が高いです。タイル自体は劣化しないため、外壁塗装の必要がなく、美しい状態を長く保つことができます。サイズや色、表面の凹凸などのバリエーションが豊富で、高級感のある外観を作りやすいのも魅力です。

ただし、初期費用が高くなるものの、長期的にはメンテナンス費用がかからないため、コストパフォーマンスが良いです。

レンガ

レンガは、本格的な欧米テイストの注文住宅に用いられることが多いです。レンガのサイズや色のムラが味わいとなり、経年によるエイジングが魅力的です。しかし、本物のレンガを扱う住宅会社は限られており、費用負担も大きくなります。

おしゃれな外壁にするためのコツ

注文住宅のおしゃれな外壁コーディネートのコツをいくつか紹介します。

テイストを統一する

まず、住宅全体のテイストを統一することが重要です。モダン、ナチュラル、洋風など理想のテイストを決め、それに合った外壁を選びましょう。テイストを決めずに外壁や屋根材を選ぶと、統一感のない外観になりがちです。いろいろなテイストの住宅を見て、好みを見つけることから始めると良いでしょう。

色を3色以内にまとめる

次に、外壁の色は3色以内にまとめることがおすすめです。多くの色を使うと雑多な印象になるため、少ない色でバランスを取りやすくします。モダンテイストなら単色やツートンカラーなど、シンプルな配色が効果的です。

善他の調和を考える

また、外壁のカラーは窓やドア、外構部分との調和を考慮することも大切です。全体のバランスを取ることで、統一感のあるおしゃれな外観が実現します。雨どいや破風板などの小さな部分も、外観に大きな影響を与えるため注意が必要です。

汚れ・日焼けも考慮する

さらに、時間経過による汚れや日焼けも考慮しましょう。汚れが目立ちにくいカラーや、親水機能を持つ外壁材を選ぶことで、美しい外観を保ちやすくなります。日当たりの強い南・西側には、日焼けしにくい素材を選ぶことがおすすめです。

サンプルで色味や質感をチェックする

最後に、外壁材を選ぶ際はモデルハウスや大きなサンプルで色味や質感をチェックすることが重要です。カタログやモニターでは実際の見え方と異なることがあるため、なるべく大きなサンプルで確認しましょう。

まとめ

注文住宅の外観をおしゃれにするためには、外壁のデザイン性と耐久性を理解し、適切な壁材を選ぶことが重要です。テイストを統一し、外壁の色を3色以内にまとめ、窓やドアとの調和を考慮しましょう。汚れや日焼けも考慮し、親水機能を持つ外壁材を選ぶと美しい外観を長く保てます。

外壁材の選定にはモデルハウスや大きなサンプルで確認し、実際の見え方をしっかりチェックすることが大切です。

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