注文住宅で後悔しがちな点とは?防止策についても知ろう!
注文住宅は決して安くなく、長期間にわたって住むため、「絶対に後悔したくない」と考えるのではないでしょうか?しかし、注文住宅が完成し、実際に住み始めてみると「もっとこうしておけばよかった」と後悔することがあります。そこで今回の記事では、注文住宅で後悔しがちな点やその要因、後悔しないためのポイントを紹介しましょう。
注文住宅で後悔しがちな点とは?
注文住宅を建てるのは、初めての経験になるという人も多いのではないでしょうか?そのため、実際に住み始めてから失敗に気づくケースも多いようです。ここでは、注文住宅で後悔しがちな点をいくつか紹介するため、家づくりを計画する際の参考にしてください。
間取り
一番後悔の声が多いのは、「間取り」です。暮らしやすい間取りは、家族の人数や年齢、ライフスタイルによって大きく変わってきます。また、コンセントの位置や収納スペースなども、暮らしやすさに影響するので、しっかりと検討しておきましょう。「洗濯機から物干し」、「物干しからクローゼット」などの生活動線を考えた間取りにできれば、より生活しやすくなります。さらに現在の生活だけでなく、将来の生活も見据えて間取りを考えることも大切です。
キッチンやユニットバスなどの設備
システムキッチンやユニットバス、洗面化粧台などの設備品も、後悔しがちなもののひとつです。数多くのメーカーからさまざまな仕様のものが販売されているので、機能や価格などを比較検討しましょう。ショールームなどに出向いて、使い勝手を確認してみるのもおすすめです。
土地の選定
失敗すると大きな後悔につながるのが、家を建てる土地の選定といえます。考慮しなければいけないのは、土地の金額や公共交通機関へのアクセスのしやすさだけではありません。日当たりや騒音、地盤の固さなど、住まいづくりに適した土地かどうかを見極めることが重要です。
注文住宅の後悔につながる要因
次は、後悔につながる要因も紹介します。原因を知って、後悔する可能性を減らしましょう。
知識不足
住宅に関する知識が少ないと、自分たちのライフスタイルに合った間取りやデザイン、設備がわからないため、適切なものを選べない可能性が高くなります。それぞれの特徴を知らずに家づくりを進めることは、注文住宅の後悔につながる要因といえるでしょう。
施工店担当者との連携不足
工務店やハウスメーカーなど、施工店担当者との連携不足は、後悔の原因になります。担当者と納得いくまで打ち合わせし自分のイメージを伝えなければ、満足いく家づくりを実現することはできません。
急いで家を建てた
急きょ家を建てるとミスや見逃しが生じ、後悔につながる要因となります。比較検討したり担当者と打ち合わせしたりする時間が取れず、理想の家づくりができません。また、施工店を急かすことにもつながり、丁寧な仕事が期待できなくなります。
注文住宅で後悔しないためには?
最後に、後悔しないための対応策を確認していきましょう。後悔しないための対策を講じるのと、そうでない場合は仕上がりに大きな差が出てきます。
住宅について勉強をする
住宅についての知識を得ることは、後悔のない理想の家づくりへの近道といえます。施工店担当者に自分のイメージを伝える際も、具体的な住宅の知識があるのとないのでは、伝わり方が変わるものです。的確に要望を伝えられることで、理想を形にするための提案やサポートを受けやすくなるでしょう。
勉強といっても、建築士になるわけではありません。そのため、ネットで情報収集したりモデルルームに足を運んで話を聞いたりするだけで充分です。また、注文住宅を建てた経験のある先輩の話を聞いて、アドバイスをもらうのもよいでしょう。
家を建てる目的を明確にする
「なぜ家を建てるのか」という目的を明確にして、目的に合った住宅を建てることが、後悔のない家づくりにつながります。自分のライフスタイルを見直し、「人数分の子ども部屋が欲しい」、「愛犬との生活を中心に考えた間取りにしたい」など、家を建てる目的を考えてみてください。予算の問題もあるため、すべてを取り入れることは難しい場合もあります。しかし、優先順位をつけることによって、後悔する可能性を最小限にできるでしょう。家を建てる目的を明確化することで、後悔しないために、どのような家を建てるべきかがわかってきます。
家族の意見をまとめる
家づくりを進める中で、家族の意見が食い違うこともあります。「大きな吹き抜けのある開放的なリビングにしたい」、もう一方は「2階のスペースは最大限有効に使って、部屋数を増やしたい」など、要望の両立が難しい場合があるでしょう。後悔しない家づくりをするためには、意見を押し通すのではなく、しっかり話し合って家族の意見をまとめることが重要です。家族の話し合いだけで解決できない場合は、施工店担当者に相談してみてください。住宅のプロだからこそ提案できるアイディアで、それぞれの希望に折り合いをつけられるかもしれません。
時間に余裕をもって家づくりをする
どのような家を建てたいのかを明確にし、理想の家を形にしていくには時間が必要です。担当者とじっくり打ち合わせして、家族全員が納得できるプランを立てましょう。また、間取りやデザインが決まり、着工してからも焦りは禁物です。充分な工期で丁寧な施工をしてもらえるよう、無理な納期短縮などは交渉しないようにしましょう。時間に余裕をもって家づくりをすることが、後悔しない注文住宅を建てるためのポイントです。
今回は、注文住宅で後悔しがちな点や後悔する要因、後悔しないためのポイントを紹介しました。注文住宅で後悔しないためには、充分な時間をかけて、どんな家を建てたいか考え、家族や施工店担当者と納得いくまで話し合うことが重要です。注文住宅の購入を検討中の方は、本記事を参考にしっかりと対策を取って、後悔のない理想のマイホームを手に入れてください。